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「洋画 中村不折」
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洋画 中村不折

中村不折

洋画家 中村不折は、1866年に生まれた明治期から昭和期に活躍した画家です。画家という肩書きだけでなく、書家としても大きな名声を得ていた中村不折は、日本の洋画界や書道界にも多大な影響力を与えた大芸術家です。中村不折は22歳の時に上京しており、そこで高橋是清の家に住み込みをしています。まず、そこで小山正太郎に師事して絵画の基礎を学ぶことになります。さらに、30歳の頃には正岡子規と新聞記者として中国に渡っています。そのことがキッカケとなり、絵画だけでなく書にも興味を持ち始めています。絵画や書などの芸術を深めるために、フランスのアカデミー・ジュリアンに入学し、ジャン=ポール・ローランスの元で徹底的に人物画を研磨。4年間の成果のおかげで、緻密な構図、力強い写実主義を手に入れることが叶います。そのまま、帰国した後は自ら展覧会を行い続けるなど、生涯現役として活躍を見せることとなります。ただし、この中村不折は中国に赴いた事により、自分の表現の方法を非常に広くしています。その証拠に、中村不折の作品は水彩画、南画、書、油彩画など、芯はぶれてはいないものの、まさに自由で大胆な作品が多く残されていることでも有名です。特に、広く知られているのが文学作品の挿絵です。中村不折との交流が多かった夏目漱石の「我が輩は猫である」の挿絵を、漱石直々に依頼されるなどして世の中にその名を轟かせます。中村不折の描く作品には、完全に描写された写実力があります。「老人」では、肉と皮だけという老人男性特有の裸体と、髭をたくましくたくわえた存在感のある、どこか悲壮的な姿が上手に表現されています。まるで、写真のような細かく、緻密な描写で描かれる中村不折の作品は、生身の人間をより人間らしく描く不思議な力を感じることもできるのです。中村不折は、晩年講師や文展の審査員を勤めるなど、美術界にも大きく貢献をしています。日本が誇るべき、大芸術が中村不折なのです。

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